Sustainability Visionサステナビリティ経営

社会的価値と経済的価値を接続し
より良い社会と会社を、次の世代へ。

「論語と算盤」や「企業は社会の公器」という言葉にも象徴されるように、日本においては「“経済的な成長”と“より良い社会”は調和を保ちながら実現していかなければならない」という考え方が古くから提唱され受け継がれてきました。
NKCグループは、創業100周年にあたり、改めてこうした原点に立ち返りつつ、次の未来を見据えた新たなサステナビリティ経営の中期(3カ年)計画を策定しました。それが、「NKC Sustainability Vision 2024」です。

サステナビリティ経営の基本的な考え方

「八方よし」のサステナビリティ経営で
社会になくてはならない会社に。

「社会や環境のために」と言うと、「キレイごと」「罪滅ぼし」という見方が強い時代もありました。しかし、経済一辺倒の活動が社会や環境に及ぼす影響は看過できないレベルになり、「経済はあくまでも社会や環境という土台の上に成り立っている」ということが強く再認識されるようになりました。そうした時代にこそ、ただ自社のことのみを考えるのではなく、上図のようにあらゆるステークホルダーとの共存共栄を図ることが重要です。NKCグループはこうした「八方よし」のサステナビリティ経営により、「社会にとってなくてはならない会社」を目指します。

「経済・社会・環境」 経営者・社員・顧客・顧客以外の取引先・地域・国・社会・環境とNKC

「NKC Sustainability Vision 2024」(新3カ年中期計画)

サステナビリティ戦略と事業戦略の融合により
「社会課題解決にコミットする企業への変革」を

NKCグループは2021年から2023年までの3年間、「社会課題に向き合う風土の構築」をスローガンに掲げ、さまざまな活動に取り組んできました。「SDGs(持続可能な開発目標)」やこれを企業の目線から成長戦略と結びつけた「ESG(※)」の概念を、例えるなら、「アプリケーションソフト」のように会社の至るところにインストールしてきた3年間だったと総括できます。
2024年度から始まる新たな中期(3カ年)計画「NKC Sustainability Vision 2024」においては、さらに一段飛躍し、「社会課題解決にコミットする企業への変革」を目指します。ここでは、ESGを基軸としたサステナビリティ戦略を、まるで「OS(オペレーティングシステム)」に溶け込むように、本流の事業戦略に融合させていきます。

※ Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)

NKC Sustainability Vision 2024の説明図

数字で測るサステナビリティ

ESG領域における目には見えにくい要素を可視化・定量化し
社会課題解決と会社の成長戦略に相乗効果を生む。

事業戦略が主に定量的・財務的な指標(売上・利益のようにお金に換算できるもの)で語られるのに対し、サステナビリティ戦略に関しては定性的・非財務的な事柄(お金の額に換算しにくいこと)が語られることが多かったのが、両者の接続・融合が難しかった大きな理由だと考えられます。そのため、ESG領域における目には見えにくいさまざまな要素を、プラスのものもマイナスのものも両方含めて、まずはできる限り可視化・定量化していくことが必要です(※)。これによって、社会的な価値も、事業戦略の意思決定に織り込み、いかしやすい土壌をつくります。NKCグループは、このビジョンのもと、社会課題の解決と会社の成長戦略のベクトルを合わせて相乗効果を生むことで、持続可能な社会の実現にいっそう貢献していきます。

※ 例:カーボンニュートラルにおけるCO2の排出量など

Environment:カーボンニュートラル・廃棄物削減・減災・防災
Social:たんぽぽアクション&サステナアワード・各種認証取得推進
Governance:リーカルリスクマネージメント・内部監査体制構築

社内推進体制

サステナビリティ経営に係わる戦略の立案・検討・決定の役割を担う機関として、経営幹部から構成される「サステナビリティ検討委員会」を設置しています。また、施策の着実な実行のため、「サステナビリティ推進責任者」および「サステナビリティリーダー」を選任し、サステナビリティ戦略部と連携して活動を行う体制を構築しています。

社内推進体制図

NKCグループCSR調達ガイドライン

NKCグループは「NKCは、社員が社員である事に誇りを持ち続け、常に変革する企業を目指す。」という企業ビジョンを掲げており、取引先様はこのビジョンを実現するための大切なパートナーです。
お客様の期待に応える製品・サービスの提供や持続可能な社会の実現を目指すため、NKCグループ調達方針に基づいた調達活動を取引先様とともに推進していきます。

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