D&I
多様性を力に変えて、
予測不可能な時代を漕ぎ進む。
さまざまなバックグラウンドを持つ人材を採用し、その多様性を生かす。企業にとって、その重要性はいっそう高まっています。NKCグループでは、年齢や性別、国籍、障がいの有無に関係なく、誰もが個性と能力を発揮できる組織を目指しD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の取り組みを行っています。2022年には、社員目線からダイバーシティ経営を考える社内横断プロジェクト「D&I Lab.」が発足。「5W1H」「PDCA」を念頭に置き、全員が当事者意識を持ち、一人ひとりがやりがいを感じて働くことができる環境づくりが進んでいます。
※「5W1H」:誰のために、いつ、なにをするか 「PDCA」:改善・発展を進め、継続するためにどうすべきか
基本方針
NKCグループでは、多様な属性(性別および性自認、年齢、人種や国籍、障がいの有無、性的指向、宗教・信条、価値観などの多様性だけでなく、キャリアや経験、働き方、潜在的な能力や特性など)の人材を積極的に採用し、かつ各自が最も高いパフォーマンスを発揮できる方法で活躍する(=画一的なロールモデルに固執せず、新たな活躍のスタイルを歓迎する)組織を目指します。
重点施策
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女性・外国籍・障がい者の積極的な採用や登用
組織の構成メンバー、およびその中での方針決定の役割を担う従業員の属性の多様化を推進することで、業務プロセスや環境改善のブレイクスルーを促進します。これにより、多様な人材の真の活用および多様なメンバーの協働による新たな価値の創造を可能にします。
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残業削減、年次有給休暇・男性育休取得推進、テレワーク活用などの働き方改革
残業削減や休暇の取得推進による年間総労働時間の短縮を通して、属人化解消や業務プロセスの効率化を推進し、またテレワークを活用したハイブリッド勤務の定着により、パンデミックや自然災害、従業員の疾病などによる業務・事業の停滞リスクを軽減すると共に、従業員が安心して継続就業できる環境を整えます。
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キャリア形成および育児・介護・治療・学習・副業などと仕事の両立支援
従業員それぞれが抱える事情によるキャリアの停滞や離職を回避し、また社内公募や副業などによる新たな挑戦を推奨するなど、長期的に成長・活躍し続ける上で必要な制度の整備や支援を行います。
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D&Iの理解促進およびハラスメントの撲滅
従業員一人ひとりが経営戦略としてのダイバーシティ&インクルージョンの重要性を理解し、日々の活動の中で小さな挑戦を積み重ねていくことが何より重要であり、その挑戦にとっての最大の障壁は無知や偏見から生まれる様々なハラスメントです。研修や情報発信等を通して、従業員一人ひとりのD&Iの理解促進とハラスメントの撲滅を目指します。
これまでの受賞実績
「男女いきいき優秀賞」を受賞しました。
当社は、第7回大阪府男女いきいき事業者表彰で「男女いきいき優秀賞」を受賞しました。
この賞は、女性活躍推進法に基づき特に優れた実績を上げ、他の事業者の模範となる取組を実践する企業に贈られるものです。
以下の取り組みが評価され、受賞に至りました。
- 育児休業の取得率だけでなく、取得期間の充実にも重点を置いて取り組んでいること。
- 育児休業を取得する本人だけでなく、社内全体において制度への理解を深めるため、社員向けの研修(eラーニング)を実施していること。
- 新型コロナウイルス感染症の流行収束後も、フレックスタイム制を活用した「中抜け制度」を継続し、プライベートな事情に応じた柔軟な就業時間の選択を可能としていること。

大阪市女性活躍リーディングカンパニー市長表彰にて
最優秀賞を受賞しました。
当社は、令和6年度「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」市長表彰にて最優秀賞を受賞しました。
この賞は女性が活躍できる職場環境づくりを積極的に進めている企業等を「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」として認証し、特に優れた取り組みを行っている企業が表彰されるものです。
以下の取り組みが評価され、受賞に至りました。
- 女性向け採用パンフレットを作成し、女性を積極的に採用している
- 非正規雇用者の正規雇用者への積極的な転換にて人材育成およびキャリア成形に取り組んでいる
- 男性の育児休業について、会社方針や制度を社員に周知徹底している
- 育児休業について、上司や同僚にもeラーニングでの研修を実施することで組織として理解し向き合うことができるようにしている

障害者雇用優良事業所として表彰されました。
「令和6年度高年齢者・障害者雇用関係表彰式」(主催:大阪労働局/一般社団法人大阪府雇用開発協会)にて、「障害者雇用優良事業所」として表彰されました。
この賞は、障害者の雇用の促進と職業の安定を図るため、障害者を積極的に多数雇用された団体又は個人を表彰するものです。
当社は永年にわたって障がい者雇用をし続け、法定雇用率を大きく上回ったほか定着率も高いというところが評価されました。

D&Iの活動例
社内交流会
各会でテーマを決め、パネルディスカッションを行いました。いろいろな立場の社員の苦労や活躍を目の当たりにすることで、多くの社員が「自分らしく働くには?」と考えるきっかけとなり、キャリアを見つめ直す良い機会になりました。

ランチ交流会
ランチの時間に簡単な軽食を用意し、テーマに興味がある社員が集まり交流する場を持ちました。普段は関わることの少ない別の部署のメンバーと楽しく話す機会は、その後の業務にもポジティブな影響を与え交流が活発になりました。

社内研修会
2025年の研修では、「出産・育児とキャリアの両立」をテーマにダイバーシティ&インクルージョンセミナーを開催しました。ダイバーシティ関連の顧問・白河桃子氏が、女性活躍の重要性やライフキャリアの考え方について講演。続くパネルディスカッションでは、育休から復帰した社員が、育児と仕事の両立について経験を共有しました。セミナーには幅広い社員が参加し、オンライン中継も実施。参加した社員からは「実体験を聞けてよかった」「多様性の重要性が理解できた」という声が聞かれました。